今年読んだ本 町田その子さんの「うつくしが丘の不幸の家」読書感想文と詩

1月に入って、町田その子さんの「うつくしが丘の不幸の家」を読みました。

 

BOOK OFFにて、「不幸の家」というワードが、気になり、購入しました。

 

何か、家のせいにしてしまうところがある、自分と重なるものを、

この本の題名から、感じたのかもしれません。

 

 

本編は、5つの短編から成ります。

ある1つの家に住む住人について、1代1代遡って、描かれる形式でした。

1話ずつ完結していますが、同じ家の住人であることによる、繋がりも、感じられます。

住人は、それぞれ、思い通りにはいかない厳しい現実をつきつけられます。

 

どのお話も濃密でしたが、私個人的に印象的だったのは、「第5章 しあわせの家」でした。

長い年月、親から愛されていないと思っていた真廣が、父の死で、ある展開が成されていく、というものです。

 

どの章でも、ぎゅいーんと、ひねくれるような辛さを、感じました。

こんな思いを、持っている人がいるのかと。

しかし、そこから、どうしていくのか、に至るまでが描かれています。

 

どの章にも登場する、この家の隣人の信子の言葉が、印象的です。

「それにねえ、わたしはしあわせがどうこう言うけれど、しあわせなんて人から貰ったり人から汚されたりするものじゃないわよ。自分で作りあげたものを壊すのも、いつだって自分にしかできないの。他人に左右されて駄目にしちゃうなんて、もったいないわよ」

                本編P38より 引用

 

苦しみを、人は、長く、胸に抱えているかもしれないですが、

止まない雨はない。

この家で、時が流れるごとに、物事は形を変え、1つ出口を見つける。

そこには、町田その子さんの、暖かい愛や、明るい展望が、いつも存在している。

 

信子の言うように、幸せは、自分で作っていくものだと。

私も、物事を諦めず、何とかして、明るく形作っていきたい、

と思いました。

 

そんな思いを込めて、詩を書いてみました。

よろしければ、読んでやってください。

 

 

明るい展望

美しい 姿 形

だとしても

内に抱えた闇は

他人には

計り知れない

 

 

でも いつか

長いトンンテルの中 

ドロドロした闇に

向き合い

ひねくり回して

あっちこっちぶつかり

切り開いていく

どこかへ繋がる

 

繋がると信じて

 

未来を 明るく

計画する

人間だからこそ

 

 

最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。

 

まだ、本のリンクが貼れず、申し訳ありません。

 

 

 

 

昨年読んだ本「コンビニ兄弟」の読書感想文と詩

たぶん、だいぶ、遅ればせながら、町田その子さんの「コンビニ兄弟」を、読ませていただきました。2021年の、本屋大賞でした。

 

九州にある、コンビニチェーン店「テンダネス」を舞台に繰り広げられる、

ハートフルな、6話からなるお話。

 

フェロモン満載の店長、志波。その兄のツギ。

など、個性的な人物が登場します。

町田その子さん特有の、ぽかぽか、あったか、

日向の匂いがする空気感が、病みつきになりそうです。

 

どれも、印象的なお話ばかりでしたが、

私が特に、夢中で読み進めたのは、

第二話の「希望のコンビニコーヒー」でした。

夢を追いながら、なんの理由もなく、塾講師になった、

桐山という男性の、葛藤が描かれていました。

そんな彼も、テンダネスで、志波やツギ、その他様々な人々に出会っていく。

 

人はそれぞれ、負の思いに翻弄されながら生きている。

でも、人と出会い、人間の明るい部分に触れて、笑顔になっていける。

本当の優しさ、あたたかさが、迫ってきて、

読書中、読了後、

コンビニの灯りみたいに、あなたのココロを、

照らしてくれるでしょう。

 

また、コンビニだけあって、ジャンクフードが、多く出てきますが、

食べ物の描写が素敵で、顔がほころんでしまいます。

 

 

この本を元に、私なりの詩を書いてみました。

よろしければ、読んでやってください。

 

 

人を想う気持ち

本当の優しさが

染みわたる時

こたつみたいに

あったかい 

救われる

笑顔になる

 

私を 受け入れてくれる

その輪の中で

私も

本当の優しさを・・・

 

卑屈になる時も

悔しい時も

苦しい時も

寂しい時も

悲しい時も

 

あるでしょう

 

でも

ここで 灯りの下で

玉子サンドとコーヒーを

一緒に

食べよう

何か 話しながら・・・

 

 

最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。

 

本のリンクが、まだ貼れなくて、申し訳ありません。

 

 

 

 

 

 

 

お正月に観た映画「Perfect days」の感想と詩

お正月に、アマゾンプライムで、役所広司さん主演の「Perfect days」を、観ました。

 

監督は、ヴィム・ヴェンダース。脇には、柄本時生三浦友和石川さゆり、など。

第76回カンヌ国際映画祭コンペティションン部門に出品された作品だそうです。

 

私的には、正月から大ヒット!衝撃的に面白かったです。

 

 

トイレ清掃員の、独身中年男性を、追ったお話しでした。

質素ながらも、充実した生活を送る、主人公の平山。

周りの人たちとの触れあい、淡い恋心、趣味の植物、本、写真。

どこにでも、ありふれた日常が、生き生きと、浮き上がるように、描写されていて、

 

普通の暮らしをしている自分も、捨てたもんじゃない、

なんて、思えました。

 

まず、トイレ掃除の描写が、かっこいいのです。

トイレ掃除!楽しそー! やってみたい・・と、

ちょっと思うかもしれません。

平山は、積極的に、真面目に、仕事に取り組みます。

活力が伝わってきました。

主演の役所広司さんの動きが、観ていて楽しくなる、すがすがしさ。

朝、玄関を出て、空を見上げ、仕事へ向かうのですが、

表情は、何があっても、明るいのです。

 

過去や未来に思いを馳せれば、やるせないこともある。けれど、今は確かに、ここにあるな。

 

何がなくとも、つらくても、悲しくても、

同じ毎日の繰り返しの中に、喜びを見いだしながら生きる、平山。

ただただ、人生は続いていくんだな。

 

と、複雑な心境に。

 

 

 

 

 

この映画を元に、また、詩を書いてみました。

よろしければ、読んでやってください。

 

 

 

Perfect days

 

今日は 何も 特別なことは無かったけれど

ひたむきに 打ち込んだ

 

満足だ

 

有名でも

お金持ちでもないけれど

 

なんだか 幸せだ

 

時に 好きなことをして

嫌なことだって あるけれど

 

普通のくらしを

今 やっていることを

仕事終わりのラーメンを

こよなく

愛しているよ

 

見上げた空は

Perfect

 

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

年末年始で読んだ本 角田光代さんの「対岸の彼女」読書感想文

直木賞受賞作の「対岸の彼女」読みました。

 

本屋さんで、ペラペラめくって、面白そうだと思い、購入しました。

 

 

ストーリーは、

専業主婦の小夜子が、独身の女社長の葵のもとで、ハウスクリーニングの仕事を始める。というもので、高校生まで戻って、話しは行ったり来たりします。ちなみに、葵の高校生の頃の体験は、衝撃的です。

 

いろんな境遇で生きてきた、違う人間の、交錯する様子が、巧みに描かれています。

 

風景や物事の事細かなところに至るまで、繊細でありながら、読みやすい内容でした。

 

 

 

私の感想は、

 

なんか異世界!でも、どこか自分と接点もあり、日常的でもある。

 

しかしやはり、全体的には、危なっかしくて、ヒリヒリ擦り切れるような空間が繰りひろげられました。

 

コンフォートゾーンから飛び出して、向こう見ずに、どこかへ行ってしまうのも、悪くない。

 

そんなふうに、思えるような、

 

小説の上で、心が、青春時代を、小旅行しているような感覚。

 

 

年を取ると、守りに入ってしまう傾向があると思いますが、

 

私にとっては、攻めの姿勢を、思い出させてくれるような作品でした。

 

 

そして、読み終えた後は、人と人の繋がりについて、しっかり、考えさせれる作品でもありました。

 

特に、人との繋がりを、深く考えたい方に、おすすめの本だと思います。

 

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

まだ、リンクが貼れないので、申し訳ありませんが、ご興味のある方は、ご自分で検索して、是非、読んでみて下さい!

 

 

 

 

映画「パリに見いだされたピアニスト」の感想と詩

昨日、「パリに見いだされたピアニスト」を、アマゾンプライムで見終わりました。

 

すぐに忘れてしまう感覚を、ここに留めておきたいと思い、綴ります。

 

 

内容は、

 

あるチンピラの青年(実は天才的なピアノの才能を持っている)が、有名な音楽院のディレクターの目に留まり、見いだされていくお話なのですが、

 

その先のストーリーは、観てみてください。

 

ただ、主人公の人間性に、じわっと持っていかれました。

 

現代は、お金だ成功だと、キリキリしている人も多いかと思いますが。(私もその一人かも)

 

家族や周りの人たちを大切に思う純粋な心が、何故かすんなりと入ってきて、

ほっと救われる映画でした。

 

 

監督は、ルドヴィック・バーナード、主演は、ジュール・ベンシェトリです。

 

この監督の作品を、他にも観てみたい!

 

 

 

 

この気持ちを、持ち続けたいと思い、

この映画で感じたことを、詩にしてみました。

 

 

大切なもの

 

大切なものを 大事にしたい

欲望にかられて

突っ走ってしまう

攻めてしまう

大切な人や ものを

 

本当に大切なものを 大事にしたい

お金や名誉より

取り返しのつかないものを

日々

積み上げている

 

ちょっと 遅れをとっても いいじゃない

カッカしないで 

一番大切なものは

そんなところにないんだよ

 

 

読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

冬晴れ!自分らしさについての詩を書いてみました!

最近は天気がいい!これは、おとといの空です^_^

 

 

ところで、私は、自分らしさについて、もんもんと考えることがあって、

 

そのことについて、詩を、書いてみました。

 

よろしければ、読んでやってください^_^

 

 

ルービックキューブ

カチッカチッと

黄色や赤や青や緑

いろんな面を持つ 人間

どんな風に

できあがる?

千差万別

 

移ろい続ける

多面的な自分らしさを

掴み続ける

 

同じ人間はいない

 

あっちの顔と

こっちの顔も

生き生きと

 

どの面も

くすくす

笑いながら

愛でていたい

 

 

 

結局、

自分らしさは、多面的で、うなぎの尻尾みたいに掴みどころがなくて、

掴み続ける必要があるように思える。

というのが、今の私の見解になりました^_^

 

みなさん、ご意見ご感想、是非、コメント待ってます!また、スターをくださる方、ありがとうございます♪

 

 

昨年読んだ本 「この世にたやすい仕事はない」読書感想文 小説から学ぶ仕事観

昨年、津村記久子さんの「この世にたやすい仕事はない」という小説を、読みました。

面白かった!

 

 

本屋さんで、ぱらぱらめくると、お仕事小説だということが分かり、興味を引かれ、購入しました。

 

 

14年続けた仕事を辞めて、5つのちょっと変わった仕事を体験していく、というお話しです。

 

 

 

ちなみに、

 

第1話 みはりのしごと

第2話 バスのアナウンスのしごと

第3話 おかきの袋のしごと

第4話 路地を訪ねるしごと

第5話 大きな森の小屋でのしごと

         目次より引用

 

 

 

の5つのお仕事でした。

 

どの仕事にも、丁寧に、のめり込んでいく。

 

いろいろな葛藤やマイナスもありながら、その都度順応し、楽しんでいくような。

 

その姿に、やっつけ仕事をしてしまう自分を顧みて、心が洗われる思いでした。

 

とにかく、主人公の物事への取り組み方は印象的。そして、作者の視点の面白さも巧妙です。

 

流れる雰囲気は、落ち着いた充実、のような。

 

いろんな仕事を通して、何に気づき、最後はどうなるのか、仕事との向き合い方を考えたい方は、是非是非読んでみてください!

 

まだ、このブログでは、リンクが貼れないので、申し訳ありませんが、検索してみてください。